2012年4月24日火曜日

夢のあとに Après un rêve Op.7 No.1


今回の曲は、楽譜「フルートのしらべ」から”夢のあとに”です
この曲は、この楽本では難易度A。”愛のあいさつ”より易しいはずです。
しかし、どうもこの難易度は何を基準にしているのか?
私にはこの曲の方が手間取りました。

この曲は、フォーレが20歳の時に作曲したそうです。
歌詞は、イタリア、トスカーナ地方に伝わる詩を、ロマン・ビュッシーヌ(Romain Bussine/1830-1899)がフランス語に翻訳したそうです。

Dans un sommeil que chamait ton image,
Je rêvais le bonheur, ardent mirage.
Tes yeux étaint plus doux, ta voix pure et sonore,
Tu rayonnais comme un ciel éclairé par l'aurore;

Tu m'appelais et je quittais la terre
Pour m'enfuir avec toi vers la lumiére.
Les cieux pour nous entr'ouvraient leurs nues,
Splendeurs inconnues, lueurs divines entrevues

Hélas! Hélas, triste réveil des songes,
Je t'appelle, Ô nuie, rends-moi tes mensonges,
Reviens, reviens radieuse,
Reviens, Ô nuit mystérieuse!


歌詞
夢の中にあなたの美しい姿があった
私の幸福の夢
燃え上がる幻影
あなたの瞳はとても美しく、声は澄んで響いていた
あなたは輝いていた
暁に照らされた空のように

あなたは私を呼び私は地上を離れた
二人して光のかなたに逃れるために
空は私たちのために 天空の扉を開き
見たこともない麗しさ
神から微かな光が見えた

ああ、ああ、なんという悲しき目覚め
私は呼ぶ、おお夜よ あの人の幻影私に返して
もう一度 もう一度 輝かしておくれ
もう一度 おお謎に包まれた夜よ


 俗っぽく内容を解釈いたしますと、
夢の中で、すごく可愛い女の子とうまくいきそうになったのですが、ええとこで目が覚めてしまった。
ほんま、ええとこやったのになあ~。続きみたいな~。
少し俗っぽすぎますね。

写真は先日出かけた乗鞍高原で撮ったものです。
その時の話を少し。

2012年4月17日
どこか行くとこ無いかとネットで検索。
休暇村乗鞍高原、乗鞍にはよく出かけるのですが、ここはまだ泊まっていない。
シーズン中は人気があり何時も満員。
この時期、スキーが終わり残雪があり、花の季節にも少し早くお客が少ないためか。
インターネット特別企画。1泊2食、馬サシ付きバイキング。7000円。
よしこれだ。早速予約。
2012年4月18日
7時30分出発。快晴。
何時もながら遊びに出かけるときは、朝の早いのは気にならない。
高速で行くか、一般道でいくか、年金生活少しでも安いのにはこしたことはない。
しかし行きは、早く着き少し散策もしてみたい。ウムウム高速にするか。
しかし、燃費を考えて90-100km/h走行。
名神から東海北陸道、高山から安房峠を超えて乗鞍高原まで約340km。
距離的には1日で走るのは手ごろな距離だ。
乗鞍高原には1時30分ごろ到着。
空いている。
誰もいない。
観光センターの大きな駐車場には数台の車しか止まっていない。
一之瀬に行ってみよう。
誰もいない。
一之瀬の散策コースを歩くことにした。長靴持参は正解だった。

長靴
歩道には残雪があり、聴こえるのは、風の音、雪を踏みしめる音、小鳥の囀り。
青く澄んだ空、ぽつんと浮かぶ小さな白い雲、白銀に輝く乗鞍岳。
なんだろうこの気分。体の芯から何かが抜けていく感じだ。
最高だ!!。
進むにつれて雪が深くなりスノーシューでないと難しい、
長靴では限界だ。
キャンプ場で引返すことにした。
車に戻るまで誰とも出会うことはなかった。
時計を見ると3時過ぎ、早めのチエックインだ。
休暇村の駐車場には、もう数台停まっている。連泊の人なのか。
ロビーは静かだ。閑散としている。
先ずは風呂だな。
内湯と露天風呂の2箇所。このお風呂の作り、少し古いな。
内湯には、一見ヨーロッパ系の20代前半と30代前半の2人組。
どうも兄貴風を吹かして、弟分に説教している感じだ。
ぼそぼそ英語でしゃべっている。
なんだか落ち着かない、露天風呂に行こう。
先客が1人。会話も無く、おっさん2人で浸かっている。
湯も適温、風がさわやかで気持ちがいい。
内湯にもどるとまだ話している。
体を洗っている間、ぼそぼそ英語が気になる。
ちょと静かにしろと言いたくなるぐらいだ。
空いているのでその声がよく響く。


風呂上りのビールを買って部屋に戻り乾杯。
体中に浸み込んでいく、なんともいえない爽快感。アッ~うまい。
もう夕食の時間、1泊2食7000円の夕食バイキング。
この値段にして、この内容、得した気分だ。
でも中高年向けに野菜中心だな。
お客は10組ぐらいかな、ぐるりと見渡しても私が若い方だ。
最後にフルーツ、アイスクリーム、ケーキにコーヒー。
ほろ酔い気分で、部屋に戻り、フハーと言って、ごろんと横になったらすぐ爆睡。
夜中に目が覚め自宅と勘違い、あれ、そうかここは乗鞍だ。
お水を飲んでまた爆睡。
もう朝だ。
朝風呂入って、朝食だ。
夕べあれだけ食べたのに、旅先ではこうも食べれるものなのか。
腹ごしらえもできた、早めに帰るとしましょうか。
帰りは、高山からせせらぎ街道で郡上八幡、さくら街道で美並にまで一般道。
さくら街道の花吹雪はもう最高ですね。
米原から湖岸道路で石山まで一般道。
琵琶湖湖岸で散策、野鳥が忙しそうに餌をついばんでいる。
のんびり、のんびり。