2011年12月14日水曜日

故郷

楽譜「フルートのしらべ・至高の技が奏でる究極のスタンダード編」より選曲
至高の技を持ち合わせていない者が吹くのはちょっと気が引けるのですが・・・。

”故郷”は誰もが知っている曲です。
よく知られている曲なので、誰が聞いても、上手いか下手がすぐにわかってしまいます。
なかなか上手く吹けないのは何故か?
簡単なメロディーなので音色が如実に現れ・・・・・・・・・。
思う音色が出なく、自分で聴いていてちょっと落ち込んでしまいます。

上手く見せかけるには?
そうですビブラートをかけなくてはなりません。

このビブラートの練習ですが、
もう気胸が起きるのかと思うぐらい胸が痛くなり、
過呼吸で目の前がなんだか白くなってくるではありませんか。
これは、なんといいましょうか、ビブラートのかけ方に問題があるような気もするのですが、
これを乗り越えなくてはいけないのか、やや不安を感じるところです。
ちりめんビブラートから抜け出せません。
上手くなるのと、私が朽ちるのと、どっちが早いか?。

次の手段は、優れものマシンに任そう。
そうです、エコーなのです。
半端じゃごまかせないので、銭湯程度の音響効果がなくてはなりません。
これで少しは聴けるかな?

>
故郷
 作曲 岡野貞一
 作詞 高野辰之

作曲の岡野貞一はキリスト教徒だったそうです。
賛美歌に通じるのか、美しいメロデーですね。

歌詞
うさぎ追いし かの山
こぶな釣りし かの川
夢は今もめぐりて
忘れがたき ふるさと

いかにいます 父母
つつが 無しやともがき
雨に風につけても
思い出ずる ふるさと

こころざしを 果たして
いつの日にか かえらん
山はあおきふるさと
水は清き ふるさと


写真はいつもの散歩コースで撮ったものです。
自宅から10分も歩けば、そこはもう故郷情景。
早い話が田舎です。
かって田舎と言えば、何とも言えない独特の香りがあったのですが、
今は肥料に天然物を使わず、化学肥料に変わり、あの独特の香りが無くなり、あぜ道が舗装され
気持ちよく散策できます。

2011年11月30日水曜日

グリーンスリーブス Greensleeves

次の曲は何にしようか?。
楽譜「フルートで吹きたいクリスマスソングあつめました」をパラパラめくりと、
お、グリーンスリーブスだ。
これはフルート始めた頃に吹いた曲だ。
これなら簡単、挑戦だ。
でもちょっといままでの曲より長いなあ・・・。

この曲のイメージとしては、緑の牧場を想像していたのですが、
どうも違ったみたいです。
緑の牧場にはちがいないのですが・・・・・。緑になった袖なのですね。
恋人との情事が草むらで行われ、袖に草の色が染みついたそうです。
その人の名がレイディ・グリーン・スリーブス。
うむうむ、激しかったんでしょうね。
まあ16世紀ごろの話なので、どこまでほんとか判りません。

原曲については明らかでなく、作者不詳となっています。
なんせ古い話なのではっきりわからないみたいです。
あっちの話こっちの話が、ごちゃごちゃ混ざって、できたのでしょう。
まあ、そんなことはどうでもいいか。
4~500年経っても、いまだに歌い続けられているのには、
この曲にそれだけの魅力があるからでしょう。


ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
グリーンスリーブス  イングランド民謡

歌詞と対訳
Alas, my love, you do me wrong
To cast me off discourteously
For I have loved you well and long
Delighting in your company.

ああ愛する人よ、残酷な人
あなたはつれなく私を捨てた
私は心からあなたを慕い
そばにいるだけで幸せでした

Greensleeves was all my joy
Greensleeves was my delight
Greensleeves was my heart of gold
And who but my lady greensleeves.

グリーンスリーブスは私の喜び
グリーンスリーブスは私の楽しみ
グリーンスリーブスは私の魂そのもの
私のグリーンスリーブス、貴方以外に誰がいようか

Your vows you've broken, like my heart
Oh, why did you so enrapture me?
Now I remain in a world apart
But my heart remains in captivity.

貴方は誓いを破った、私の心のように
ああ、なぜ貴方は私をこれほど狂喜させるのか?
離れた場所に居る今でさえも
私の心は彼女の虜だ

I have been ready at your hand
To grant whatever you would crave
I have both wagered life and land
Your love and good-will for to have.

貴方が望むものすべてを差し出そう
貴方の愛が得られるなら
この命も土地のすべても差し出そう

If you intend thus to disdain
It does the more enrapture me
And even so, I still remain
A lover in captivity.

貴方が私を軽蔑しても
私の心は変わらず貴方の虜のまま

My men were clothed all in green
And they did ever wait on thee
All this was gallant to be seen
And yet thou wouldst not love me.

私の家来はすべて緑に身を包み
彼らはこれまで貴方に仕えてきた
それらはすべて紳士的で親切だったが
それでも貴方は私を愛してはくれない

Thou couldst desire no earthly thing
but still thou hadst it readily.
Thy music still to play and sing
And yet thou wouldst not love me.

貴方は世俗的な物を望むことはできない
しかし貴方は今もなおそれを進んで得ようとしている
貴方の美しい調べは今もただよい続ける
でも貴方は私を愛してはくれない

Well, I will pray to God on high
that thou my constancy mayst see
And that yet once before I die
Thou wilt vouchsafe to love me.

私は天高い神に祈ろう
彼女が私の忠誠に気付き
死ぬ前に一度でいいから
彼女が私を愛してくれることを

Ah, Greensleeves, now farewell, adieu
To God I pray to prosper thee
For I am still thy lover true
Come once again and love me.

ああ、グリーンスリーブスよ、さようなら
貴方の繁栄を神に祈ります
私は貴方の真の恋人
もう一度ここに来て、私を愛してください
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

 生き別れか、死に別れか、わかりませんが、
どうも失恋の歌みたいですね。
その辺のところを意識して吹いてみました。
何か感じましたか?
え、感じない。
やっぱり。
もう少しいい音がでたらいいのですが・・・・。

写真は2009年7月にドイツ・スイスに旅行したときのものです。
残念ながら英国には行ったことがありません。
まあ同じヨーロッパなのでよく似たものでしょう。

2011年11月19日土曜日

星に願いを フルート演奏

この曲は以前フルート教室でも習った曲なのですが、その時はスタンダードバージョンでした。
今回はジャズバージョンでちょっとやっかいな間奏がはいっています。
まあこの間奏のカウントが取りづらいこと、
ちょっと私の今のレベルではこれが限界かもしれません。
Youtubeでこの曲を聴き、ええ感じやな、
こんなの吹いてみたいなと単純に思い練習を始めた曲です。
伴奏CDにはリード音が入っていないので、そりゃ大変でした。
なかなか曲に乗れないのです。
曲に乗れないジャズなんて、もうウイスキーを入れ忘れた水割りみたいなものです。
酔えません。
ようやく私の技量も小さな山を越えられたと思い次の山を上りだした時、
足を滑らせ谷底に落ちたような感じです。

何度録音してもどこか音が変ですね。
この辺で妥協して今の実力として投稿だ!

『星に願いを』
原題: When You Wish upon a Starはネッド・ワシントン作詞、リー・ハーライン作曲の1940年に発表された歌です。
1940年のディズニー映画『ピノキオ』の主題歌としてジミニー・クリケット(コオロギ)が歌った曲です。実際にはジミニーを演じたクリフ・エドワーズが歌い、その年のアカデミー賞の歌曲賞を獲得しました。

歌詞 When You Wish Upon a Star

When you wish upon a star
Make no difference who you are
Anything your heart desires
Will come to you
If your heart is in your dream
No request is too extreme
When you wish upon a star
As dreamers do
Fate is kind
She brings to those who love
The sweet fulfillment of
Their secret longing
Like a bolt out of the blue
Fate steps in and sees you through
When you wish upon a star
Your dream comes true

訳詩
星に願いをかけるとき
誰だって
心を込めて望むなら
きっと願いは叶うでしょう
心の底から夢みているのなら
夢追人がするように
星に願いをかけるなら
叶わぬ願いなどないのです
愛し合うふたりの
密めたあこがれを
運命は優しく
満たしてくれます
星に願いをかけるなら
運命は思いがけなくやって来て
いつも必ず
夢を叶えてくれるのです

写真は今年から始まった神戸市立フラワーパークで開催されている神戸イルミナージュです。
最近のコンパクトカメラは良くできていますね。
まづまづそれなりに写っていました。
タイトル動画はFlashで作成、
なかなかの出来栄えだ。自画自賛。

2011年11月12日土曜日

高音域が出た

ここ数ヶ月、「愛の挨拶」や「千の風になって」など高音域が多い曲を練習してきた成果なのか、いつもは出ないとあきらめ吹くこともためらっていた高音域のラ・シ・ドが、なんと出るようになったではありませんか。
これは驚きだ。
石の上にも3年とはよく言ったものだ。
なんやかんや、ちょっと形が出来るまではある程度の時間がかかるもだ。
高校生なら3ヶ月のところを3年かかってしまったかな。
このままあと3年続ければどうなっているのか?
今とさほど変わらないのか、それとも・・・・・・。
なんとなく一つ小さな山を越えような気がするな。
気のせいか?。
大きな上れない山には挑戦せず、小山を狙っていくことにしよう。
ようやくスタートラインに着けたかもしれません。
今夜は祝杯。

2011年11月9日水曜日

千の風になって フルート演奏

この曲はよく耳にする曲です。
楽譜を見たとき、ああこれは簡単そうだ、おたまじゃくしの動きがすくない、♭も一つだけだ。
よし挑戦だ。
いざ吹くと、音符を追うことはなんとか出来ても、なかなか秋川雅史のように流れるようなメロデーとはいきません。
なんとか流れるようにと気持ちを込めて練習するのですが、
>や<、pや mfに気を取られるとそこで指が止まってしまうのですね。
気持ちだけで吹いている状態で音が途絶えるのです。
やはり中高年、2つ以上は同時にチェックできないのです。
同じフレーズを何度も練習しても、どうも上手くいきません。
自分の音楽的才能の限界を感じるしだいです。
家人からは、3食付で音楽留学みたいでいいわねと言われ、うぐぐぐ・・・・。、
なんとか結果を出さなくては。
このまま練習を続けていても、きっと満足のいく音には到達しないだろう、
このおたりで妥協することにしょう。

よし投稿だ!。


この曲は9.11の追悼式で少女が朗読した作者不詳の英詩を、新井満が訳詩して曲をつけました。秋川雅史が紅白歌合戦で歌い話題となりクラッシック歌手としては史上初のオリコンチャート1位を獲得しました。 

 歌詞

私のお墓の前で 泣かないでください
そこに私はいません 眠ってなんかいません
千の風に
千の風になって
あの大きな空を
吹きわたっています

秋には光になって 畑にふりそそぐ
冬はダイヤのように きらめく雪になる
朝は鳥になって あなたを目覚めさせる
夜は星になって あなたを見守る

私のお墓の前で 泣かないでください
そこに私はいません 死んでなんかいません
千の風に
千の風になって
あの大きな空を
吹きわたっています

千の風に
千の風になって
あの大きな空を
吹きわたっています

あの大きな空を
吹きわたっています

写真は、2005年にニュージーランドに旅行したときのもです。
2011年2月23日 ニュージーランドのクライストチャーチを直下型の地震が直撃しました。
多くの留学生が被災し亡くなられ、写真の大聖堂も今は見ることが出来ません。
そして、3月11日に東日本大震災が・・・・・・。

2011年10月23日日曜日

愛の挨拶 フルート演奏

どうもフルート教室に行くのが、「おっく」になってきた。
こんな時は、休もう。
と言うわけで、フルート教室をしばらくお休みすることにしたのです。
また、その気になったら通うことにしようか。
その結果、今回の発表会は延期となりました。

しかし、発表会の予定曲だった”愛のあいさつ”これは完成し発表しなくてはなくてはなりません。
発表会がストレスで教室休んでいるようにも受け取られます。
いや小さな誘引だったかも?。
そんなことはありません。
詳しい事情を知りたい方は直接聞いてください。

持っている伴奏CD付き楽譜”愛の挨拶”は、いままで練習してきた”愛のあいさつ”、とは3箇所ほど、ややちがうのですね。
こまったもんだ。
もう勝手に変えないでよと言いたいです。
どっちが、本当なのか判りません。
まだ練習中なのでどっちでもいいけど。

この曲に限らず、同じ曲なのに♯が付いてたり♭が付いていたり、テンポが違ったり、楽譜によって違うこと。中高年ビギナーには一つの壁ですね。

と言うわけで、練習始めて7週目にようやく録音完成。

今回の写真は我が家の庭に咲いた花々です。
最後のブドウは、ワインを作ろうと7年ほど前に植え、一度だけワインにすることができました。
しかしながらその後は、ワインにするのはもったいないと言う強い意見があり、そのまま頂くことにしていました。しかし年月が経つとブドウの木も大きくなり、狭い我が家の庭がますます狭くなり、思案の結果、塀工事時に立ち退いてもらうことにしました。
ああ広くなった・・・。

この原曲はホ長調のピアノ曲です。
作曲者エルガーが、ピアノ教室に通っていた生徒に、この曲を贈り、嫁さんにしたそうです。
できる人は、プレゼントがチガイますな。

家内が言いました。ほかの人に贈ったらあかんで。

2011年9月17日土曜日

高音域がなかなかでません。

9月3日、ALTESⅠの9が始まりました。
ここからはなんだか五線譜の上の方におたまじゃくしがあるではありませんか。
えっと、ソ、ラ、シ、ド、レ、ミ、ファ、ソ、ラ。
今の私の技量では、高音域”ミ”が限界ですね。
フルート、吹けば音が出ると思って始めたのが誤りでした。
フルートに構造的問題がないことは、以前先生に吹いてもらいはっきりしているので、
自分の技術を棚に上げ、音が出ない責任を楽器に負わせることはもうできません。
こまったもんだ。

音が出るときと、出ないときの違いがはっきりわからない。
わかれば問題は解決するのですが、なかなかそうは行きません。
アッ、少し出たぞ、でも音階を変え、再度吹くと次は出ません。
音が出ないと、どうしょうもありません。メロディーになりません。プス、プス、プス。
もうこれは打楽器に近いかもしれませんね。

まあこの教本も上手く考えてあります。
なるべく音の出にくい音階にしてるみたいですね。
これを作った人は、初心者を苦しめるために作ったのか、技術向上を目的に作ったのか・・・・?
きっと作者の心の隅で、小さな悪魔が顔を出し笑っているのかしれません。
どうだ音が出ないだろう。うふふ・・。

この対策は、体で覚えていくしかないようです。
練習、練習、ガンガン練習。

2011年9月2日金曜日

発表会

それは、いきなりでした。
考える暇もなく、返事をしてしまったのです。
今度発表会があるので参加しましょう、とパンフレットと楽譜を渡されたのです。
その声には、「参加するのです」というなんだか強い何かを感じたのです。
Youtubeにも投稿しているのでしょう。大丈夫ですよ。
うぐぐ・・・。
”はい”
曲名は、エルガーの「愛の挨拶」。
発表会は11月予定。あと2ヶ月しかありません。

目標を持たなければ、なかなか上達しないのかもしれませんが、どうも人前で演奏するのは気が引けます。
録音だけなら何回間違ってもやり直せばいいのですが、発表会では、上手くいくまで何回も吹くわけにはいきません。
考えると、なんだか体中が重たくなってくるではありませんか。
なんとも言えないもの、これがプレッシャーなのか。
あの一年前の悪夢を思い出します。もうフルートを吹きたくなくなるほどの出来事。
まあ、あそこまでの失敗はないだろう・・・。
不安が半分、楽しみ半分。
今年は早く過ぎそうだ。

2011年8月19日金曜日

さとうきび畑 フルート演奏

 「フルートのしらべ」という楽譜からの選曲です。
伴奏は付録のCD。

ついに出演。
まてよ、おっさんの動画だけじゃつまらないな。
この歌の時代に近づけようと、ちょっとフィルターをかけ、時代演出。
でも最後まで、おっさんじゃ見ている人に申し訳ない。少しはきれいなスライドも入れなくては。
そうそう、よく南の方に水産資源調査に出かける人がいたなぁ、きっとそれらしい写真があるだろう。
その返事、あるけど魚の写真と、泡盛飲んでる写真でいいか・・・。
うっ。
こりぃかん。
無料著者権フリーの写真をWebで入手。
後半は夏らしい写真を数枚。うむうむなかなか出来だ。
これでフルートがもう少し上手かったら申し分ないのだが、自分で聴いていてつらくなる。
よしUPだ。



さとうきび畑 (寺島尚彦)

ざわわ ざわわ ざわわ 広い さとうきび畑は
ざわわ ざわわ ざわわ 風が 通りぬけるだけ
今日も 見わたすかぎりに 緑の波が うねる
夏の ひざしの中で

ざわわ ざわわ ざわわ 広い さとうきび畑は
ざわわ ざわわ ざわわ 風が 通りぬけるだけ
むかし 海の向こうから いくさが やってきた
夏の ひざしの中で

ざわわ ざわわ ざわわ 広い さとうきび畑は
ざわわ ざわわ ざわわ 風が 通りぬけるだけ
あの日 鉄の雨にうたれ 父は 死んでいった
夏の ひざしの中で

ざわわ ざわわ ざわわ 広い さとうきび畑は
ざわわ ざわわ ざわわ 風が 通りぬけるだけ
そして 私の生れた日に いくさの 終わりがきた
夏の ひざしの中で

ざわわ ざわわ ざわわ 広い さとうきび畑は
ざわわ ざわわ ざわわ 風が 通りぬけるだけ
風の音に とぎれて消える 母の 子守の歌
夏の ひざしの中で

ざわわ ざわわ ざわわ 広い さとうきび畑は
ざわわ ざわわ ざわわ 風が 通りぬけるだけ
知らないはずの 父の手に だかれた夢を 見た
夏の ひざしの中で

ざわわ ざわわ ざわわ 広い さとうきび畑は
ざわわ ざわわ ざわわ 風が 通りぬけるだけ
父の声を 探しながら たどる 畑の道
夏の ひざしの中で

ざわわ ざわわ ざわわ 広い さとうきび畑は
ざわわ ざわわ ざわわ 風が 通りぬけるだけ
お父さんて 呼んでみたい お父さん どこにいるの
このまま 緑の波に おぼれてしまいそう
夏の ひざしの中で

ざわわ ざわわ ざわわ けれど さとうきび畑は
ざわわ ざわわ ざわわ 風が 通りぬけるだけ
今日も 見わたすかぎりに 緑の波が うねる
夏の ひざしの中で

今年の夏は、戦争の話しと震災の話しが同じく語られている。
敗戦からの復興と、震災からの復興を結びつける話も多い、またその事に異と唱える方もいる。
しかし、その二つを経験した方が、戦争を思い出し空襲と同じだという。
そして、何もかもなくなってしまったと悲しんでいる。
同じでなのかもしれない。
大切なものを失った人の心は同じだろう。



2011年8月12日金曜日

 挫折 「さあ練習」の続き 

今、思い出すだけでも辛いです。
でも、この辛さを乗り越えなくては・・・・。
そんな大変な思いでもなかったのですが、ちょと堪えましたね。

6月のある日に、ヴァイオリンとピアノの音楽会があり、そこにフルートで1曲参加したのです。
ヴァイオリン奏者は、ある音楽団のヴァイオリストで、そのヴァイオリンは、な・な・なんとストラディバリウスだっのです。ストラディバリウスと言えば家が買えるほどの名器ではありませんか。
こりゃ本物だよ。
そしてピアノ演奏は、私のBossで最近はジャズに凝っているみたいです。
まあ、どちらの方も、昨日今日に始めた方ではなく、方やプロ、方やセミプロ。そこにフルート始めて1年ちょとのおっさんが参加したのです。

 ある日グリーンスリーブスは吹けるよねと声を掛けられ、グリーンスリーブスか、これはもう習った曲だ、簡単そうだ、軽く承諾。
その後楽譜を渡されると、え・・・。
おたまじゃくしが小さくて、フラットが4つも付いているではありませんか、こんな楽譜は今まで見たことがなない、フラットやシャープは、2つしか経験が無い、五線の上の方におたまじゃくしがある。ええっと高音のファだ。まいったな。
これはいかん何とかしなくては、フルート教室でこの話をしてしたところ。先生曰く、皆さん練習結果を発表する場所が少なくて困っているのに、お相手がプロなら心配ありません、ぜひしなさい。この曲から優先して練習することにしてもらい、なんとかある程度吹けるようになったのです。そのある程度で自分自身納得してしまい、よしこれで何とかいけそうだ。
しかし、何とかならんかったのです。
当日練習のときから、あれ何だか変だ。音がうまくでない。こりゃいかんと思えば、益々出ない。
そして、その時がやってきたのです。
1小節は何と音が出ていたのですが、その後はもう悲惨。体の中に熱いものが流れているのがわかる、だんだん頭の中がが白くなってくる、あああああ・・・。

さすがプロですね私を読み取っていたのです。何時しか低音部からリードに変わっているではありませんか。早い話が、私は口パク状態でした。フルートがヴァイオリンを奏でた?のです。
それと、ちょうど屋上の雨漏りの工事が行なわれていて、天井からカンカン工事がするではありませんか。その工事音も幸いし少しはごまかせたのです。

その衝撃はあまりにも強く、練習意欲を喪失してしまい、その後2回ほど教室に通い不登校となったしだいです。

半年ほどして職場の中高年手習いフルーティストから、いまはどこの教室にいっているのと声をかけられたのです。
そうか、私以外にも中高年手習いフルーティストがいたのか、フルート始めたことを、あちこちに言いふらしていたので、声を掛けられるほど有名になったのかと勝手に解釈。
今は、ある笛の会に通っている、ここはある大手の教室より親切に教えてくれていいですよ、とすすめられたのです。
半年ほど経過していたので、心の傷も少しは癒え、また始めようかなと思っていた所だったので、
そうかまた通うか。
あの大手の教室は特に不満はなかったのですが、落ち込んでいるところに、そろそろ発表会はと声をかけられてたし・・・、また急にやめたので行きづらいし・・・。
ウム、また別のところもいいかも。
と単純に考え、笛の会に通い、フルート再開したのです。

そして、この笛の会ですが。


2011年8月8日月曜日

G線上のアリア フルート演奏

ミキサー購入、3曲目Upだ
ミキサーと言っても、けして果物や野菜をジュースにするものではありません。
音を混ぜ合わせる機械なのです。
中の構造は、はっきりしませんが、混ぜ具合も色々調整できてなかなか優れものです。
このミキサー(ヤマハAUDIOGRAM6)はパソコンで作動するようになっていて、添付の編集ソフト(CUBASE AI)をインスールしてUSBに差し込むだけでいいのです。
またこの編集ソフトが優れもので、まだ使いきれていませんが、プロの真似事ができるぐらいの機能です。
色々な音響環境のホールの音を再現できるのです。簡単に言えばエコーをかけてちょと上手くなった錯覚を演出することができるのです。
やっぱり音の入り口はマイクだ。と思いマイク(ソニーECM360)も購入。

マイクが良ければいい音が録音できると思いしや、いい音の録音はいい音でないと駄目と言うことがはっきりした。おかげで生(真)の自分が演奏したフルート音色を聴くことができ悩んだしだいです。
と言うわけで今回は”G線上のアリア”映像は教会、この教会の写真は2009年7月にドイツ・スイスに行った時(ツアー)、南ドイツで立ち寄った教会です、その時は”ふうん・・”となんとなくい観光していたのですが、あとで調べると有名な教会だったみたいです。
映像製作で、天井を映した写真が回転してズームアイトするスライドなかなかのものと自画自賛しております。このカットだけFlashで作成、時間かけてます。
最後のスライド、人が写っていたのでポトショップで編集しようとしたところ、本人から”何で消すの”との意見があり、そのまま人が写っています。
そして音響ですが、教会の雰囲気が出ているでしょうか。優れもの編集ソフトで教会の雰囲気を演出してみました(エコーでごまかす)。


最近は、どうもフルートの練習よりこちらに時間をかけているような気がします。

2011年8月5日金曜日

コンドルが飛んでいく フルート

 1曲だけじゃ何だか物足りないな。次の曲はと考えると、そうそうこの曲だ。
初めて買ったフルート楽譜。「見て聴いて必ず吹けるフルート入門」。
結果として何とか吹けるようになったのだから、この表題は偽りではないのかもしれませんね。
この楽譜に載っている誰もが知っている曲、「コンドルが飛んでいく」にすることにした。
よく知られている曲なのできっとヒット数が多いかもしれないという何だか目的を間違った思いで選選曲してしまった。
この曲は時々伴奏なしで吹いているので軽いものだ・・・。でもなかった。
いざ伴奏に合わそうとするとなかなか難しい。それだけではなく録音ボタンを押すだけで緊張してしまう。もう肩に力が入っているのが自分でよくわかる。
1人で練習しているときは、リラックスして吹けるのですが、誰かがいるともう駄目ですね。
すぐに音がうわずってしまい、あげくには、唇が震ってしまいます。
これは私だけの特性なのか、中高年の特性なのかわかりません。

吹いているときは納得しているのですが、後で録音を聞くと、なんとこんなものか、どうしたものか、でも良いのです、これが今の実力なのです。今の実力を記録しとくのだと考えれば・・・。と勝手に納得して投稿だ。
映像をどうしたものか、コンドルの写真は持ち合わせていない。ちょうどその頃NHKでコンドル生態の特集をしていたのでVTRに撮ったのですが、どうも他人の物を使うのは気が進みません。
と言うわけで、山田池公園に花菖蒲となったのです。映像と音楽のつながりを見つけるのはとても難しいと思いますがご了承ください。本人はなかなかと納得しています。

最後に、次の曲を予告することによって何とか気を引こうという考えは間違っていたのだろうか、誰からも次回予告の意見はなかった。

フルートの音色が違うのですね?。市販のCDの音とは。そりゃ向こうはプロだからね。いや技量だけだろうか、なんとなくエコーがかかっているような気がするのです。
エコーをかければ少しはごまかせるかもしれない。
音響ミキサーを探すことにした。

2011年8月3日水曜日

ついにYoutubeにUP 白鳥 フルート

当初の目標にしていたYoutubeへのUpがついに実現しました。
サンサース 白鳥  組曲「動物の謝肉祭」より
この曲は、株式会社リットーミュージックから出版されている フルートノしらべピアノ伴奏にに合わせて1人でも楽しめる究極の25曲 の難易度Aから選曲しました。
私の技量では難易度Aでなんとかなるかなと言うところです。
この本には、演奏CDとカラオケCDが付いているので結構遊べます。
とは言うもののまだ最後まで吹けるのは、25曲中1曲だけですけどね。

フルート教室で何か吹きたい曲がありますか?と質問され、実は今この曲を練習しているのですと楽譜を見せたところ、一瞬沈黙後。いい曲ですねと言われ練習することになりました。
この一瞬の沈黙が何を意味するのか、
想像がつきますね。
ちょと早いかな?

でも何とか最後までふけるようになったので、これは発表しなくてはと決心。
しかしYoutubeは、音だけでなく映像も必要なのでどうしたものか。
白鳥がどこにも居ないではないか、同じ水鳥の鴨で何とか代役を務めるてもらうことにしよう。

この鴨は、富士山麓の休暇村富士にある田貫湖の住民です。いや住鴨かな。
この休暇村富士は富士山の絶景が観れる所で数回来ているのですが、この時は、あいにくの雨で富士山を拝む事ができませんでした。でも小雨の中、田貫湖を散策したときに撮影(2011/6)。
しかし音楽に合わせて吹くのはなかなか難しいですね。相手がCDだから合わしてくれない。こちらが合わせなくてはなりません。適当に合わせてくれるCD伴奏ありませんかね。
その点、生は伴奏はいいですね。
教室で先生と2部演奏するときは、先生が合わしてくれるので、何か上手くなったように錯覚してしまいます。

2011年8月2日火曜日

フルート教室 さあ練習だ 挫折

---フルート購入からの続き---
 フルートを買っただけではどうにもなりません。私の周りにフルートを吹ける人は見当たらないし、やっぱりテキストがないとなかなか難しい。テキストもネットで同時に注文。いろいろ探すと、これだ「見て聴いて必ず吹けるフルート入門」、題を見ただけで、すぐに吹ける様になる気がするではありませんか。真新しい銀色に輝くフルートが手に届き、今にも吹けそうに書いてあるテキストを前にして練習を始めました。そう吹ける気がしただけでした。しばらく練習を重ねて音は何とか出るの様になったのですが、それは音だけで、ピーピー。真にこのフルートはきっと問題がある。こんなに練習しているのに音がまともに出ないきっと欠陥品だ。やっぱりネットで買ったのは間違いだったのか・・・。もうフルートに責任を押し付けて納得する有様。
2ヶ月ほど独学でがんばったのですが、これはコツだけでも教えてもらった方が早いと思い駅前のヤマハ音楽教室の門をたたいたしだいです。最初の先生はと言いますと、ちょうど中学生だったころの音楽の先生を思い出します。この中学生時代の音楽の先生はやや小太りな女性で、拳で机をコツコツ叩きリズムをとり、リズムが外れると、いやリズムだけではありません騒いでいると、だったかも知れませんが、その拳が生徒の頭飛んでくるのです。音楽の時間は息が抜けなかった思い出があります。そんな音楽の先生を思い出しました。でもけっして拳が飛んくることはなく、妥協を許さないと言う感じですね、基本を教えてもらいました。教えている熱意はよく伝わってくるのですが、中高年の学習能力が極度に低下しているためか、なかなか上達しません。これじゃいつまで経ってもコツを覚えることが出来ないではないかと悩む毎日でした。ちょうどそのころ仕事の都合でその教室の時間に行けなくなり、仕方なく先生が変わることになったのです。
次の先生は、中高年の扱いをやや心得ている感じで、なんとか出来たかなという状態で丸をいただけました。そしてヤマハに約2年はど通い、数曲そのレベルの範囲で吹けるようになり、次のステップに入る時”次からALTESでするので、教本を買っておいてください”。
階下の楽器店で購入。ちょと違うのですね。ヤマハの教本より字が細かくて、おたまじゃくしが小さくて沢山詰まっているのです。お参ったなこれは本格的だ。
ちょうどその頃、職場でフルートを演奏することになったのです。そして、この演奏会が大きな挫折を生んだのです。

2011年7月30日土曜日

防音工事

 フルートに限らず、楽器一般に言えることなのですが、練習の音は気になりますな。
電子楽器なら音調節できるでしょうが、管楽器となればもうこまったものです。弦楽器は小さい音も出せるかもしれませんが、管楽器はある程度吹かないと鳴りません。練習時間を気にするのですが、 ご近所さんには気を使います。

 昔ピアノの音が原因で殺人事件が起きた話を聞きました。フルート殺人事件なんてことにはならないと思いますが、ご近所さん仲良く過ごせるように、お隣側の窓に防音工事をすることにしました。当初防音室を作ろうと思ったのですが、場所がなくてあきらめました、場所だけでなく、実は工事の途中で飽きてしまったらと考えると・・・。

今回は窓だけの防音に止めました。

制作方法

窓枠の中に取り付ける方法も考えたのですが、そうすると窓枠を傷つける可能性があるので、窓全体を覆う様に取り付けることにしました。そうすれば取り外し後も、壁紙の修正だけですみます。


工事前

一般的な住宅地なのでお隣の距離もそれなりです。お隣さんは、この窓の下がリビングとなっているのでちょと気を使います。



 初めに30mmmの荒材で、窓枠より10mm大きい木枠を作り、30mm断熱材ををいれ、防音シートを貼り、12mm石膏ボードを貼り隙間のコーキングで完了。材料購入から取り付けまで1日で完成。防音効果もまずまずでなかなかの出来栄です。しかし難点が一つ、窓が開けれませ~ん。


カーテンを閉るとまったくわかりません。工事が終わったのだから早く練習しなくてなりません。

フルート購入

フルートの何も知らないから、きっとフルートを始められたのかもしれませんね。
フルートの音色のあこがれ、暇があったら好きなメロディーを奏で、定年後の余暇つぶしにでもなればと始めようと思い立ったのですが・・・、とんでもないそんなに簡単ではありませんでした。

さて、何から始めてたいいのか、先ずはフルートを入手しなくては。
ピンからキリまであるわあるわ色んなフルートが、楽譜セットで1万円から数百万円まで。
いつまで続けられるのか、いや飽きてしまうのか判らない状態で数十万のフルートは手が出ません。先ずは一般的で一番安いので練習をして、もし上手くなった時、上位機種を考えることにしよう。
私自身趣味が豊富で、いっちょかじりの性格があるのでこれが無難な選択のように思えます。
以前ハモンドオルガン(数十万円)を購入して、教室に通い練習はしてみたものの、なかなか上手くならず飽きてしまったことがあります、飽きて弾かなくなると、どんどん弾けなくなって、触らなくなると、もう邪魔物となってしまします。ある時、知人に使っていないなら譲ってほしいと言われたので、取りに来てくれたらあげるよというと、その日に来られて、サントリーロイヤルと交換しました。もう古い話なのでサントリーロイヤルの味も忘れてしまいました。
うむ・・・それと以前ダイビングを始め、またこれもフルセットを購入(数十万円)したのですが、行く機会が遠のき、遠のくのは飽きてきたからでしょうね、職場にダイビングを半ば職業としている人いて、要りますかと声をかけると是非ほしいというので、あげてしまいました。彼は何もくれませんでした。それと・・・。なんだか話がそれてきました。
と言うわけでフルートは、一番安いヤマハのYFL-221を50505円で、2009年2月21日にネットで購入。
でもいままで中断せず順調に練習できたわけではありません。



それから4年が経過しました。
またネットで買ってしまった。
2013年9月5日、ネット楽器屋さんのおすすめで注文。
イワオIF302AE、税込176400円。
9月8日届くがなんだかおかしい、キイのバネが外れているようだ。
検品ご発送と聞いていたが何を検品しているのか?
お店も正直、メーカーを信じていたようだ。
送り返してようやく15日の手元に届く。
初めてのEメカ経験。
軽く吹いても高音ミが出る。
しかし他は変わらない。
頭管部は巻銀製、音色が良いそうだ。
そんな気もするがわからない。
わくわく気力が湧いてこない。

2011年7月7日木曜日

やっぱり中高年 中高年の手習いフルート

中高年でいいのか?、中年は間違いないのですが、まだ高年にはちょと早いかなと思わないでもありません。でも、もうすぐその時がやってくるのでしかたありませんね。
それじゃ中年の手習いなのかと言うと、どうも油がギラギラしたイメージが強くて、フルートのイメージじゃないような気がします。というわけで中高年のフルート手習いという訳です。
誰しも同じだと思うのですが、年齢の実感というのは感じないものですね。まるで人事のようです。