2012年7月13日金曜日

シシリアーノ

なんだかよく似た名前の曲がありますね、
シチリアーノにシシリアーノ。
今回の楽譜題がシシリアーノなので、そのようにしときます。
「シシリアーノ」とはイタリアのシシリー島で発祥した6/8拍子の踊りの曲だそうです。
パラディス Paradis, Sicilienne
フォーレ Faure, Sicilienne
バッハ Bach, Siciliana,BWV.1031
不詳 Siciliana, by anonymous(16c. Italy)
同じ題名でも作曲者違いも幾つかあり、ややこしいですね。
この曲は、バッハの「フルートとオブリガードチェンバロのためのソナタ」BWV1031Es durの2楽章だそうです。
ゆっくりとした柔らかい旋律、いいですね。
どうしたらこんな曲作れるのでしょうかね。
特に中盤のおたまじゃくしが連なり上下にゆっくり波打つところは、いい感じ。
でもいい感じのところは、聴くのは優しいけれど吹くのは難しい。
なかなか流れるようには・・・パピプポペ。
まあ何時ものように、この辺で妥協します。



写真はスペインのバルセロナです。
イタリアとは海を挟んでお向かい同士。
ほぼ緯度も同じなのでまあよく似たもんでしょう。

グエル公園とサグラダ・フャミリア。
カウディーの作品で、あまりのも有名です。
グエル公園は、グエル伯爵がパリ万博でガウディーの作品が気に入りスポンサーとなり、ガウディーに依頼して、自然と調和した町作りをしたのですが、あまりのも奇抜すぎて、だれも見向かなかったようです。
途中まで作ったところでグエル伯爵が亡くなり市に寄付されたそうです。
当時、市も変なもの寄付されて困ったんでしょうね、
こんなもん公園にでもするかないな。
と言ったかどうかはわかりませんが、今は有名な公園となっています。

サグラダ・フャミリアは、バルセロナにあるカトリックの教会です。
1882年から工事が始まっているらしいですが、当初は別の建築家が請け負っていたようです。
その建築家は喧嘩してやめてしまい、グエル公園などで徐々に名前が知れてきたガウディーが、まったく新しく作り直して後を引き継いだそうです。
しかし、残念ながら1926年市電と接触して亡くなりました。
ガウディの設計は当時の力学計算の範囲を超越した弾性理論の上になり立っていました。
しかしその図面はスペイン内戦で多くが焼失してしまいました。
残った図面とデッサンだけで、その後工事を続けるかどうかもめたそうですが、その資料を元に設計構想を推測しながら今も工事が進んでるそうです。
工事職人は世界中から来ているようで、日本からも行っているようですね。
工費は寄付でまかっていたため、工事期間は300年はかかると言われていたのですが、観光客が増え儲かっているので2025年ごろ完成するそうです。

ところで今の主任建築家は誰?。