昨年、町内に軽音楽サークルができました。
”ラディッシュ” radish
大根?
大根はどこを切っても白いので、素人(しろおと)と掛けましたかな?
どうにもならない大根役者かも。
いや、かわいくて丸い小さな赤い大根でしょうか。
サークル発足当初から気になっていたのですが、あと一歩前に踏み出せなかった。
私のレベルでついて行けるか心配だ。
何よりも人前では、どうにもならないほど緊張してしまう。
この性格が行動を抑制しているようだ。
実はトラウマがあるです。
フルートを始めて2年ほど経過したころでした。
職場で京都交響楽団のバイオリストと、セミプロのピアノニストと一曲だけ共演することになったのです。声を掛けられ安請け合い。
フルート教室に譜面を持ち込み特訓。
教室の先生に、演奏する機会はめったにないことよ、皆さん探しているのよ。
そう言われてもこっちは大変なのだ。
なんととか吹けるようになり本番当日。
演奏前の練習で音が出なくなってきた。
あれ、なぜ音が出ないの?
音が掠れてる。
喉がカラカラだ。
お茶を飲んでも渇きはおさまらない。
いやなこの感覚はなんだろう。
緊張している・・・ああどないしょ。
曲がが始まった。
出だしでつまずいた。
・・・・・・・・・。
・・まともに音も出ないで終わってしまった。
あの何とも言えない辛い思い、あの感覚を思い出すと胸が苦しくなってくる。
もう人前では演奏したくない。
しかし、月日が流れ、その苦しみも思い出となってきた。
大勢だと大丈夫かも?
近所のラディッシュのメンバーも誘ってくれている。
思い切って参加することにした。
初日に遅れるわけにもいかない。
10分前に行くと部長さんが椅子を並べて準備をしていた。
その後順次メンバーが集まってきた。
マンドリン
ギター 2
キーボード
クラリネット
アルトサックス 2 フルート
テナーサックス
ボーカル
今日は文化祭のおさらいだそうだ。
事前に楽譜を頂いていたので、演奏を聴きながら譜面を追いかける。
今日は聴くだけだな。
楽譜をもらってすぐ演奏できる訳がない。
練習を録音させてもらい自習することにした。
後半に少しだけ演奏に参加した。
何とかいけるかな。
星降る街角
アメージンググレイス
津軽海峡冬景色
恋は水色
珍島物語
月の砂漠
涙そうそう
君をのせて
聖者の行進
今後の練習曲を色々話し合ったが年末にむけて次の4曲が選ばれた
きよしこの夜
ホワイトクリスマス
川の流れのように
サンタが街にやってくる
さてどうなることやら。