当初今回の演奏会は、あまり心配していなかった。
過去に演奏した曲で、しかも4曲だけ。
問題はないはずだった。
しかし、やや問題が浮上してきた。
年末からメンバーが一人抜けた。
イントロ、間奏のAsax
イントロ、間奏が抜けると、気の抜けたビールどころではない。
麦茶を炭酸水で割ったようなものだ。
急遽フルートやギターでイントロや間奏を入れての猛特訓。
しかし時間不足。
この年代は、学習能力があっても時間がかかる。
それだけではない、年末にリードギターが部屋で転んで右の小指を骨折してしまったのだ。
右の小指に添木を巻いての演奏は大変。
大丈夫、大丈夫と励まし、固定されていない3本の指で演奏。
今回は某企業の新春懇親会。
ラデッシュの代表がその懇親会の役員で、出演が昨年の秋ごろに決定。
立場上、何が起ころうとも出演辞退ということはあり得ないようだ。
ピンポーン、演奏会前日に謝礼が届いた。
え、先もらい?
もらった以上、もう逃げられないではないか。
町内の演奏会では観客は多くても30名ほど。
老人ホームは入居者のみ。
今回はちと多くて150名ほど。
しかも未完成のままでの演奏となると、今までの緊張感とはいささか異なる緊張感。
主催会の会員さんが、参加している演奏3グループが出演。
八幡ハモニン、ラデッシュ、ハワイアンJJBB。
3グループがステージに上がり4曲づつ演奏。
他のグループは衣装が決まっている。
ラデッシュは中身で勝負?。
相当つまづき転んでの演奏を、流暢なMCでごまかして何とか演奏終了。
心配をよそに大拍手の声援。
ミスがうけているようだ。
来年もこの形態で懇親会を催すようです。
今回ラデッシュの演奏で参加の敷居を相当下げることができたかな?
多分来年は多くの出演希望者があり、声がかからないでしょう。