2011年8月12日金曜日

 挫折 「さあ練習」の続き 

今、思い出すだけでも辛いです。
でも、この辛さを乗り越えなくては・・・・。
そんな大変な思いでもなかったのですが、ちょと堪えましたね。

6月のある日に、ヴァイオリンとピアノの音楽会があり、そこにフルートで1曲参加したのです。
ヴァイオリン奏者は、ある音楽団のヴァイオリストで、そのヴァイオリンは、な・な・なんとストラディバリウスだっのです。ストラディバリウスと言えば家が買えるほどの名器ではありませんか。
こりゃ本物だよ。
そしてピアノ演奏は、私のBossで最近はジャズに凝っているみたいです。
まあ、どちらの方も、昨日今日に始めた方ではなく、方やプロ、方やセミプロ。そこにフルート始めて1年ちょとのおっさんが参加したのです。

 ある日グリーンスリーブスは吹けるよねと声を掛けられ、グリーンスリーブスか、これはもう習った曲だ、簡単そうだ、軽く承諾。
その後楽譜を渡されると、え・・・。
おたまじゃくしが小さくて、フラットが4つも付いているではありませんか、こんな楽譜は今まで見たことがなない、フラットやシャープは、2つしか経験が無い、五線の上の方におたまじゃくしがある。ええっと高音のファだ。まいったな。
これはいかん何とかしなくては、フルート教室でこの話をしてしたところ。先生曰く、皆さん練習結果を発表する場所が少なくて困っているのに、お相手がプロなら心配ありません、ぜひしなさい。この曲から優先して練習することにしてもらい、なんとかある程度吹けるようになったのです。そのある程度で自分自身納得してしまい、よしこれで何とかいけそうだ。
しかし、何とかならんかったのです。
当日練習のときから、あれ何だか変だ。音がうまくでない。こりゃいかんと思えば、益々出ない。
そして、その時がやってきたのです。
1小節は何と音が出ていたのですが、その後はもう悲惨。体の中に熱いものが流れているのがわかる、だんだん頭の中がが白くなってくる、あああああ・・・。

さすがプロですね私を読み取っていたのです。何時しか低音部からリードに変わっているではありませんか。早い話が、私は口パク状態でした。フルートがヴァイオリンを奏でた?のです。
それと、ちょうど屋上の雨漏りの工事が行なわれていて、天井からカンカン工事がするではありませんか。その工事音も幸いし少しはごまかせたのです。

その衝撃はあまりにも強く、練習意欲を喪失してしまい、その後2回ほど教室に通い不登校となったしだいです。

半年ほどして職場の中高年手習いフルーティストから、いまはどこの教室にいっているのと声をかけられたのです。
そうか、私以外にも中高年手習いフルーティストがいたのか、フルート始めたことを、あちこちに言いふらしていたので、声を掛けられるほど有名になったのかと勝手に解釈。
今は、ある笛の会に通っている、ここはある大手の教室より親切に教えてくれていいですよ、とすすめられたのです。
半年ほど経過していたので、心の傷も少しは癒え、また始めようかなと思っていた所だったので、
そうかまた通うか。
あの大手の教室は特に不満はなかったのですが、落ち込んでいるところに、そろそろ発表会はと声をかけられてたし・・・、また急にやめたので行きづらいし・・・。
ウム、また別のところもいいかも。
と単純に考え、笛の会に通い、フルート再開したのです。

そして、この笛の会ですが。