2011年8月19日金曜日

さとうきび畑 フルート演奏

 「フルートのしらべ」という楽譜からの選曲です。
伴奏は付録のCD。

ついに出演。
まてよ、おっさんの動画だけじゃつまらないな。
この歌の時代に近づけようと、ちょっとフィルターをかけ、時代演出。
でも最後まで、おっさんじゃ見ている人に申し訳ない。少しはきれいなスライドも入れなくては。
そうそう、よく南の方に水産資源調査に出かける人がいたなぁ、きっとそれらしい写真があるだろう。
その返事、あるけど魚の写真と、泡盛飲んでる写真でいいか・・・。
うっ。
こりぃかん。
無料著者権フリーの写真をWebで入手。
後半は夏らしい写真を数枚。うむうむなかなか出来だ。
これでフルートがもう少し上手かったら申し分ないのだが、自分で聴いていてつらくなる。
よしUPだ。



さとうきび畑 (寺島尚彦)

ざわわ ざわわ ざわわ 広い さとうきび畑は
ざわわ ざわわ ざわわ 風が 通りぬけるだけ
今日も 見わたすかぎりに 緑の波が うねる
夏の ひざしの中で

ざわわ ざわわ ざわわ 広い さとうきび畑は
ざわわ ざわわ ざわわ 風が 通りぬけるだけ
むかし 海の向こうから いくさが やってきた
夏の ひざしの中で

ざわわ ざわわ ざわわ 広い さとうきび畑は
ざわわ ざわわ ざわわ 風が 通りぬけるだけ
あの日 鉄の雨にうたれ 父は 死んでいった
夏の ひざしの中で

ざわわ ざわわ ざわわ 広い さとうきび畑は
ざわわ ざわわ ざわわ 風が 通りぬけるだけ
そして 私の生れた日に いくさの 終わりがきた
夏の ひざしの中で

ざわわ ざわわ ざわわ 広い さとうきび畑は
ざわわ ざわわ ざわわ 風が 通りぬけるだけ
風の音に とぎれて消える 母の 子守の歌
夏の ひざしの中で

ざわわ ざわわ ざわわ 広い さとうきび畑は
ざわわ ざわわ ざわわ 風が 通りぬけるだけ
知らないはずの 父の手に だかれた夢を 見た
夏の ひざしの中で

ざわわ ざわわ ざわわ 広い さとうきび畑は
ざわわ ざわわ ざわわ 風が 通りぬけるだけ
父の声を 探しながら たどる 畑の道
夏の ひざしの中で

ざわわ ざわわ ざわわ 広い さとうきび畑は
ざわわ ざわわ ざわわ 風が 通りぬけるだけ
お父さんて 呼んでみたい お父さん どこにいるの
このまま 緑の波に おぼれてしまいそう
夏の ひざしの中で

ざわわ ざわわ ざわわ けれど さとうきび畑は
ざわわ ざわわ ざわわ 風が 通りぬけるだけ
今日も 見わたすかぎりに 緑の波が うねる
夏の ひざしの中で

今年の夏は、戦争の話しと震災の話しが同じく語られている。
敗戦からの復興と、震災からの復興を結びつける話も多い、またその事に異と唱える方もいる。
しかし、その二つを経験した方が、戦争を思い出し空襲と同じだという。
そして、何もかもなくなってしまったと悲しんでいる。
同じでなのかもしれない。
大切なものを失った人の心は同じだろう。